愛犬の食べ物

犬 ブルーベリー

日本の暑い夏、冷たいブルーベリーを頬張りながら「このおいしい果物、愛犬にもおすそ分けしていいのかな?」と考えたことはありませんか?ブルーベリーは目に良い食品としても有名で、健康志向の強い果物です。愛犬家の間でも「犬にブルーベリーを与えても大丈夫?」という疑問はよく聞かれます。実は私自身も愛犬とブルーベリー狩りに出かけた際、「少しあげても平気かな?」と心配になり、獣医師監修の情報や最新の研究まで徹底的に調べてみた経験があります。その調査結果を踏まえて、今回は犬とブルーベリーについて詳しく解説いたします。ブルーベリーを与えるメリットや適切な与え方、さらには注意点まで網羅しましたので、ぜひ参考になさってください。

リーアンドポルは、栄養満点のブルーベリーを愛犬に与えるためのレシピを研究しました。その結果、フリーズドライ製法でサクサクした食感を実現し、愛犬が拒否感なく味わえます!

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犬 ブルーベリー食べていい

結論から言えば、健康な犬であればブルーベリーを食べても大丈夫です。 有毒成分が含まれる「ぶどう」と異なり、ブルーベリーはツツジ科の果実で犬に中毒を起こす物質は含まれていません。

むしろ抗酸化物質やビタミン、食物繊維を含み、適量であれば愛犬の健康維持に役立つ果物です。

私も当初は不安でしたが、獣医師の解説によるとブルーベリー自体は犬にとって基本的に安全なおやつとのことでホッとしました。

ただし、大切なのは“適量”と“様子見”です。ブルーベリーは甘味があり犬にとって魅力的な味なので、与えすぎると「もっと欲しい」とねだるかもしれませんが、与えすぎは肥満や下痢の原因になりかねません。まずは1粒だけ潰して与え、愛犬の体調に変化がないか確認するところから始めてください。ブルーベリーには犬にとって毒となる成分はありませんが、まれに体質に合わず嘔吐や下痢、皮膚の発疹などアレルギー症状が出る可能性も指摘されています。最初から大量にあげず、少量ずつ慎重に試す心遣いが愛犬の健康のためには大切ではないでしょうか。

また、ブルーベリーを与える際の下ごしらえも工夫しましょう。基本的に生のまま皮ごと与えて問題ありませんが、小粒とはいえ小型犬などは丸呑みして喉に詰まらせる事故例も報告されています。愛犬のサイズに合わせてブルーベリーは半分程度にカットするか、指やフォークで軽く潰して与えることをおすすめします。

ところで、最新の情報には注意が必要です。これまでブルーベリーは「犬に与えても安全」とされてきましたが、2023年後半になって海外の獣医栄養学専門医による研究で「犬はブルーベリーを食べるべきではない」との指摘が報告されました。研究段階で論文発表には至っておらず詳細は不明ですが、その獣医師の試験では犬にブルーベリーを与えた際に一時的な中毒症状が見られたそうです。このため「原因や安全な摂取量がはっきりするまでは、リスクを避けるため犬にブルーベリーは与えない方がよい」との意見も出てきています。多くの専門家は現時点でも「適量なら問題ない」という見解ですが、念のため与え過ぎず慎重に様子を見るに越したことはありません。

特に持病がある犬は要注意で、尿路結石ができやすい子や腎臓病の治療中の子にはブルーベリーは控えた方が無難です。

ブルーベリーにはシュウ酸やカリウムが含まれており、腎機能が低下した犬では高カリウム血症などのリスクを高める可能性が指摘されています。

該当する場合は必ず事前に主治医の獣医師に相談してください。

以上を踏まえれば、ブルーベリーは基本的に犬に与えても良い果物ですが、「少量をたまに」与えるおやつ程度に留めるのがポイントです。「目に良いからたくさん食べさせたい!」というお気持ちはよくわかりますが、犬にとっての主食は総合栄養食のドッグフードです。あくまで補助的なおやつとして、バランスの中で取り入れてあげるのが理想ではないでしょうか。

犬 ブルーベリー食べていい

犬 ブルーベリー 冷凍

ご自宅で冷凍ブルーベリーを常備している方も多いでしょう。では、冷凍したままのブルーベリーを犬に与えても良いのでしょうか?結論として、冷凍ブルーベリー自体は犬に与えても問題ありませんが、凍ったまま大量に与えるのは避けましょう。冷えたブルーベリーは夏場のクールダウンおやつとして少量なら喜ばれますが、凍ったまま一度にたくさん食べると犬のお腹を冷やし、下痢の原因になる可能性があります。特に小型犬やシニア犬は冷たいものに敏感なので注意が必要です。

冷凍ブルーベリーを与える際は、室温で自然解凍してからにすると安心です。目安として常温で30分〜1時間程度置けば中まで柔らかく戻ります。どうしても「シャリシャリ」の食感を楽しませてあげたい場合も、1〜2粒をゆっくり舐めさせる程度に留めましょう。一気に飲み込んで喉に貼り付いてしまう危険もありますので、必ず飼い主さんが見守りながら与えてください。

暑い日に「冷たい果物で水分補給させたい」と思うお気持ちはわかりますが、愛犬の体調に合わせて慎重に取り入れてあげたいですね。

犬 ブルーベリーヨーグルト

市販の「ブルーベリーヨーグルト」は美味しいデザートですが、犬に与えるのはおすすめできません。その理由は糖分です。人間向けのブルーベリーヨーグルトには砂糖やシロップが多く含まれており、犬にとって糖分過多になってしまいます。犬が過剰な糖分を摂取すると肥満や糖尿病のリスクを高めるため、甘いフレーバーつきヨーグルトは避けましょう。

特に人工甘味料のキシリトールが含まれている製品は犬にとって非常に危険ですので絶対に与えてはいけません。

とはいえ、プレーンヨーグルト(無糖・無脂肪のもの)に新鮮なブルーベリーをトッピングするのは犬用おやつとして良いアイデアです。ヨーグルトのほんのりした酸味とブルーベリーの甘みは相性抜群で、我が家の愛犬も大好きなおやつの一つです。与える際は、必ず無糖タイプのプレーンヨーグルトを使いましょう。一匙程度のプレーンヨーグルトに潰したブルーベリーを混ぜれば、栄養も摂れるヘルシーなおやつになります。カルシウムや乳酸菌も補給できますので、便通改善にも一役買ってくれるかもしれません。

ただし、乳製品に敏感な犬もいます。ヨーグルトでお腹が緩くなる子もいるので、初めて与えるときはごく少量から試し、愛犬の様子を確認してください。「うちの子はヨーグルトが好き」という場合にはブルーベリーを混ぜてみるのも良いですし、逆にブルーベリーだけでは食べない子もヨーグルトと混ぜると喜んで食べることがあります。

犬 ブルーベリージャム

パンに塗る甘いブルーベリージャムは、犬には与えないでください。ジャムには大量の砂糖が含まれており、少量なめさせただけでも犬にとっては糖分過多になってしまいます。砂糖の摂りすぎは肥満や虫歯、糖尿病の原因になります。人間でもジャムの食べすぎは健康に良くありませんが、体の小さな犬にとって砂糖の影響はなおさら深刻です。また、市販のジャムには保存料や香料など添加物も含まれるため、犬の消化器に負担をかける可能性があります。

さらに注意したいのが、人工甘味料です。仮に「糖分ゼロ」のジャムであっても、キシリトールなど人工甘味料が使われているものは絶対にNGです。キシリトールはごく少量でも犬に低血糖症や肝障害を引き起こす毒性があります。人間用食品には思わぬ危険が潜んでいることがありますので、「甘いブルーベリー味のものをあげたい」と思ってもジャムやジュースなど人間向け加工品は与えないようにしましょう。どうしても「愛犬にもブルーベリージャムっぽいものを味わわせたい!」という場合は、無糖の手作りジャム風ペーストがおすすめです。

リーアンドポルは、ブルーベリーに防腐剤や砂糖などを一切加えず、純粋なブルーベリーだけをフリーズドライしました。ブルーベリー本来の味を活かしつつ、愛犬にも安全に与えられます!

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犬 ブルーベリー 効果

では、ブルーベリーを適量食べた場合、犬にはどのような良い効果が期待できるのでしょうか?ブルーベリーには健康に資するさまざまな栄養素が含まれており、人間では「スーパーフルーツ」として研究も進んでいます。犬に対する直接的な効果はまだ研究途上の部分もありますが、含有成分から考えられるメリットを5つご紹介します。専門家の知見や科学的根拠に基づいた内容なので、愛犬のおやつ選びの参考にしてください。

1. アントシアニン(抗酸化作用・アンチエイジング)

ブルーベリーといえば代表的なポリフェノールであるアントシアニン。濃い紫色の色素成分で、強力な抗酸化作用を持ちます。

犬の体内で細胞の酸化を防ぎ、毛細血管を保護して病気予防や老化防止に役立つとされています。

実際、人ではアントシアニン豊富な食品が心臓病リスク低減につながるとの報告もあり、犬においても健康維持に寄与すると考えられます。さらに嬉しいことに、抗酸化成分を日常的に摂取している高齢犬は、認知機能の低下が緩やかになる傾向が報告されています。ブルーベリーの抗酸化パワーは、シニア犬の脳の老化対策やがん予防にも一役買ってくれるかもしれません。

2. ビタミンE(抗酸化作用・免疫力向上)

ブルーベリー100g中には1.3mgほどのビタミンEが含まれています。ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれる強力な抗酸化ビタミンで、細胞膜の酸化を防いでアンチエイジングや病気予防に役立つ栄養素です。

特に老犬の認知症予防や、癌・心臓病などのリスク軽減につながる可能性が注目されています。

さらに見逃せないのは、ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取することで抗酸化作用がより高まるという点です。ブルーベリーには幸いビタミンCも含まれているため、両者の相乗効果で免疫力アップや皮膚の健康維持に一層効果を発揮してくれそうですね。実際、私の愛犬もビタミンE豊富なおやつ(ブルーベリーやかぼちゃ)を適量与えるようにしたところ、毛艶が良くなり季節の変わり目でも皮膚トラブルが減った印象があります。抗酸化ビタミンの補給は日頃から意識して損はないでしょう。

3. ビタミンC(免疫サポート・疲労回復)

犬は人と違って体内でビタミンC(アスコルビン酸)を合成できますが、それでもストレスや加齢時には必要量が増えるため、食事からの補給が役立つ場合があります。ブルーベリーはビタミンCを含む果物の一つで、100gあたり9mg程度含有しています。ビタミンCは免疫機能を支える重要な栄養素で、白血球の働きを助けて感染症予防に寄与します。

また抗酸化作用も持ち、先述のビタミンEと協働して愛犬の体を活性酸素から守る役割を果たします。

運動後の筋肉疲労軽減や、関節のコラーゲン生成サポートなど、多方面で犬の健康を下支えしてくれるでしょう。私たち人間でも風邪予防にビタミンCを摂るように、愛犬にも適度に与えることで元気維持に一役買ってくれるかもしれません。なお、ビタミンCは水溶性で過剰分は尿中に排泄されやすいとはいえ、与えすぎれば下痢を招くこともありますので適量を守りましょう。

4. 食物繊維(消化促進・整腸作用)

ブルーベリーには食物繊維が豊富に含まれています。可食部100g中に3.3g程度の食物繊維があり、特に水に溶けない不溶性食物繊維が多めです。

適度な食物繊維は腸の蠕動運動を促し、便通を整える効果が期待できます。

便秘がちな愛犬には少量のブルーベリーがお通じの助けになるかもしれませんね。実際に私の愛犬もお腹が緩い時期にはブルーベリーを控え、逆に便が硬めの時に数粒与えると調子が良いように感じています。さらに水溶性食物繊維も含まれているため、腸内で善玉菌のエサとなり腸内環境を健全に保つデトックス効果も期待できます。

一方で不溶性繊維が多すぎると便がかさ張りすぎて排泄しづらくなる点には注意が必要です。ブルーベリーは不溶性:水溶性の比率が約6:1と不溶性優位なので、与えすぎはかえって便秘を悪化させる可能性もあります。適量であれば腸のお掃除役、過剰だとかえって消化不良になる—このバランスを心得て与えることが大切です。また、食物繊維は満腹感を与えつつカロリーが低いため、肥満気味の犬のおやつとしても有用です。実際、ブルーベリーは100gあたり約48kcalと低カロリーなので(例えばバナナは86kcal/100g)、普段高カロリーなおやつを食べている子にはブルーベリーに置き換えることで総カロリーを抑えつつ満足感を与えられるでしょう。

以上のように、ブルーベリーには抗酸化作用を中心に様々な健康効果が期待できる成分が含まれています。ただし覚えておきたいのは、「いくら体に良くても与えすぎれば害にもなる」という点です。特に糖分や食物繊維の過剰摂取はデメリットにつながりますので、良い点と悪い点のバランスを踏まえて愛犬にとっての適量を見極めることが大切です。

リーアンドポルは、植物性栄養素だけでは不足しがちな動物性栄養素を補うため、愛犬の健康に良いスケソウダラも組み合わせました!

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강아지 블루베리 먹어도 되나요?

犬 ブルーベリー 何粒

最後に、「具体的に1日に何粒くらいのブルーベリーなら愛犬に与えて良いのか?」について考えてみましょう。結論からいえば、明確に「○粒まで安全」といった基準は現状ありません。上述した通りブルーベリーの安全性については未解明な部分も残るため、専門家サイトでも具体的な数値提示を控えているケースがあります。

したがって、飼い主さんが愛犬の体格や健康状態を考慮して控えめに与える姿勢が何より重要です。「欲しがるだけ与えて良い」というものでは決してありません。

一般的な目安としては、おやつ類は1日の総摂取カロリーの10%以内に収めるのが推奨されています。このルールに沿ってブルーベリー量を考えると、普段のフード摂取量から換算して決めることができます。例えば体重5kg程度の小型犬なら1日に必要なカロリーは約300kcal前後なので、その10%は30kcal程度です。ブルーベリー1粒は大きさにもよりますが約0.5~1kcal程度ですから、小型犬なら1日5~10粒程度が上限目安となります。実際、獣医師監修の情報でも超小型犬(~4kg)で3~10粒、小型犬(~10kg)で10~20粒程度までがおやつとしての適量目安と紹介されています。中型犬(~25kg)なら20~30粒前後、大型犬(25kg以上)でもせいぜい30~50粒程度まででしょう。もちろんこれは「そのくらいまでならOK」という上限であり、必ずしも毎日その量を与える必要はありません。むしろ日常的にはそれ以下、「毎日数粒」をコツコツ継続するくらいが適量ではないかと思います。

結論

ブルーベリーは、その鮮やかな紫色に豊富な栄養を秘めた果物であり、犬にとって基本的には安全で健康に良いおやつとなり得ます。抗酸化成分やビタミン類、食物繊維がもたらすメリットは多く、適量であれば老化防止や免疫力サポート、消化促進など愛犬の健康維持に役立つ可能性があります。一方で、糖分や不溶性繊維の過剰摂取は肥満や消化不良の原因にもなりかねず、またごく一部ではブルーベリーによる中毒症状の報告も出始めています。「何事も適量で」という原則を忘れず、まずは少量から試してみてください。愛犬の大きさや体調に合わせた量を守れば、ブルーベリーは彩りも楽しい素敵なおやつになります。本記事の内容が少しでもお役に立てましたら幸いです。

FAQs

はい、毎日少量(数粒程度)であれば問題ありません。適量内であれば毎日の抗酸化成分や水分補給にもつながります。ただし、おやつの量は1日の総カロリーの10%以内に収め、与えすぎによる肥満や下痢に注意してください。

はい、生後3〜4ヶ月以上の子犬であれば少量をおやつ程度に与えても構いません。ただし、子犬は消化機能が未発達なためごく少量から様子を見ることが大切です。最初は1粒を潰して与え、下痢や嘔吐など異常がないか確認しましょう。成長期は主食の栄養バランスが最優先ですので、ブルーベリーはあくまで補助的に与えてください。

いいえ、凍ったまま与えるのはおすすめできません。冷凍ブルーベリーをそのまま飲み込むとお腹を冷やして下痢を引き起こす可能性があります。与える際は事前に室温で解凍し、柔らかくしてから与えてください。特に胃腸の弱い子犬やシニア犬には冷たいまま与えないようにしましょう。

いいえ、ブルーベリージャムは犬には与えないでください。ジャムには砂糖が大量に含まれており、犬にとって糖分過多で肥満や糖尿病の原因になります。また、キシリトールなど人工甘味料が含まれている製品は犬にとって極めて危険です。ブルーベリーは生のものを与えるようにし、人間用に加工されたジャムやシロップ漬けは避けましょう。

明確な安全量は定まっていませんが、目安として小型犬なら5〜10粒以内、大型犬でも20〜30粒程度に留めてください。おやつは1日カロリーの1割以内が基本です。最初は少なめに与え、愛犬の便や体調を確認しながら適量を見極めましょう。「もっと欲しがるから」といって一度にたくさん与えるのは避け、適度な量で健康的に楽しませてあげることが大切です。

アラン・ジョー
ペットフードコラムニスト
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