愛犬の食べ物

犬 ビーツ

真っ赤なビーツ(テーブルビート)をワンちゃんが美味しそうに食べている姿、想像できますか?ビーツはその鮮やかな赤紫色から「奇跡の野菜」や「食べる輸血」とも呼ばれるほど栄養価の高い野菜です。実は、人間はもちろん犬にとってもビーツは安全で有益なスーパーフードなのです。今回は、犬にビーツを与えても良いのか、どんな効果が期待できるのか、科学的エビデンスを交えて詳しく解説します。

リーアンドポルは、ビーツを初めて口にする犬でも拒否感なく食べられるよう、味と栄養の両方に優れたスケソウダラを一緒に組み合わせました!

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犬ビーツ食べていい

結論から言うと、犬はビーツを食べても大丈夫です。ビーツには犬が中毒症状を起こすような有害成分が含まれておらず、安心して与えられる食材です。

米国動物虐待防止協会(ASPCA)によればビーツは犬に「非毒性(Non-Toxic)」と分類されています。

また米国ケネルクラブ(AKC)の専門家によると、新鮮なビーツを適量与える分には安全で、実際に市販のドッグフードにビートパルプ(甜菜繊維)が含まれている例もあります。

ビーツは食物繊維、ビタミンC、カリウム、葉酸、マグネシウムなど犬の健康に役立つ栄養素を豊富に含んでいます。そのため皮膚・被毛の健康維持や消化促進に効果的なトッピングとしても注目されています。私の愛犬も毎朝のご飯にすりおろしたビーツを小さじ1杯ほど混ぜており、シャクシャクと美味しそうに食べています。最初は「犬がビーツを食べるなんて大丈夫かな?」と不安でしたが、今ではビーツのおかげで愛犬の元気と健康を支えられていると実感しています。

犬ビーツ食べていい

ビーツ 犬 効果

では、ビーツを犬に与えると具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。最新の知見や専門家の意見によれば、ビーツには主に次の5つの健康メリットがあります。

1. 貧血予防・血液サポート

ビーツに含まれる鉄分・葉酸が赤血球の産生を助け、貧血の予防に役立ちます。酸素運搬能力を高めるため、高齢犬や運動量の多い犬の体力維持にもおすすめです。

2. 抗酸化作用・免疫力アップ

ビーツの赤い色素成分ベタレインには強力な抗酸化作用があり、体内の酸化ストレスを減らして細胞の老化を防止します。

ビタミンCやマンガン、ポリフェノール類も豊富なため免疫力の向上に寄与し、病気予防やがん抑制効果も期待されます。

抗炎症作用も報告されており、関節炎など炎症性疾患のケアにも役立つかもしれません。

3. 肝臓の健康サポート

ビーツ特有の成分ベタインには肝機能をサポートし、肝臓の解毒プロセスを助ける働きがあります。

そのため肝臓に負担がかかりがちな高齢犬や、持病でお薬を常用している犬にも有益と考えられます。

実際、ビーツによる解毒作用は抗がん剤治療中のワンちゃんの肝臓保護にも役立つ可能性が指摘されています。私の愛犬もビーツを毎日食べ始めてから肝臓の数値が正常範囲に戻り、その効果を実感しています。

4. 消化機能の改善

ビーツは食物繊維が非常に豊富で、腸内の善玉菌のエサ(プレバイオティクス)となって腸内環境を整えます。適量のビートパルプ(食物繊維)は犬の便の質を良好に保ち、栄養素の消化吸収を妨げないことが報告されています。

お腹の調子を整えることで下痢や便秘の予防になり、胃腸がデリケートな犬やシニア犬にも嬉しい効果が期待できます。

5. 心臓・血圧への好影響

ビーツに豊富なカリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、高血圧の予防に役立ちます。さらにビーツ由来の一酸化窒素(NO)は血管を拡張して血行を促進するため、心臓への負担軽減や循環器の健康維持に有効です。血流が良くなることで持久力が向上し、運動後の疲労回復を助ける効果もあるといわれます。心臓病のリスクがある犬やシニア犬のコンディションサポートとしても注目したいポイントです。

以上のように、ビーツは血液・免疫から肝臓・消化・循環器まで幅広く犬の健康を支えてくれる頼もしい食材です。

リーアンドポルは、これほど多くのメリットがあるビーツにスケソウダラまで加えて提供し、愛犬の健康をすみずみまでサポートします!

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犬 ビーツ 血尿

「犬にビーツを食べさせたらオシッコが赤くなって驚いた!」という話を耳にすることがあります。結論から言えば、ビーツを食べた後に犬の尿が赤くなるのはごく自然な現象なので心配いりません。ビーツの赤い色素(ベタシアニン)は体内で吸収されず尿中に排出されるため、食後12〜24時間ほどは尿がピンク〜赤色になる場合があります。

実際、AKCも「犬がビーツを食べた後に濃いピンク色や赤色の尿をしてもパニックにならないで」と注意喚起しています。

私も初めて見たときは血尿かと仰天しましたが、ビーツ由来の色素と分かり安心しました。ただし、ビーツを与えてから丸一日以上経っても赤い尿が続く場合や、ビーツを食べていないのに赤みがある場合は、本当の血尿(尿路感染症や結石など)の可能性があります。

その際は念のため速やかに獣医師に相談してください。

ビーツ 犬のご飯

近年のペットヘルスブームの中で、愛犬の食事にビーツを取り入れる飼い主さんが増えています。実際、「栄養価が高い」「色味がきれい」などの理由からビーツパウダーやビーツ配合サプリメントが人気で、日頃のご飯に少量のビーツをトッピングするのがちょっとしたトレンドになっています。市販のドッグフードでも食物繊維源としてビートパルプ(甜菜由来繊維)を使用する例は多く、AAFCO(米国飼料検査官協会)もペットフードの代表的な繊維源の一つに乾燥ビートパルプを挙げています。

生のビーツを調理するのが難しい場合でも、最近ではフリーズドライ(凍結乾燥)のビーツ製品が手に入りやすくなっています。

フリーズドライのビーツなら素材の栄養素を損なわず長期保存も可能で、手軽に食事へ取り入れられます。

ありがたいことに、当社リーアンドポルでもビーツの持つパワーに注目し、フリーズドライのビーツや国産の干しタラのおやつなどをご提供しています。実際、これらを日々のご飯にトッピングとして加えてくださる飼い主様も少しずつ増えてきており、大変嬉しく感じております。

結論

ビーツは犬にとって安全で栄養豊富なヘルシー食材です。適切な量を守れば、皮膚・被毛から消化器、肝臓、循環器に至るまで様々な健康効果が期待できます。特に高齢犬や貧血気味の子、運動好きな子の栄養補給にビーツは心強い味方となるでしょう。ただし、糖分やシュウ酸を多く含むため与えすぎには注意し、あくまで少量をおやつやトッピング程度に留めることが大切です。最初はほんの一口から始め、愛犬の様子を見ながら量を調節してください。

ビーツの鮮やかな赤色は見た目にも楽しく、愛犬の食欲をそそることもあります。ぜひ無理のない範囲で上手に取り入れて、愛犬の健康管理に役立ててみてはいかがでしょうか。

FAQs

はい、毎日ごく少量であれば問題ありません。ビーツ自体に有害性はないため毎日与えても大丈夫ですが、糖分やシュウ酸が多い野菜ですので一日の総カロリーの10%以内の少量に留めるようにしましょう。与えすぎると肥満や下痢、尿路結石のリスクがありますので注意が必要です。

ビーツには抗酸化作用による老化予防、食物繊維による消化改善、鉄分・葉酸による貧血予防など、犬の健康に役立つ多くの効能があります。免疫力アップや肝臓の解毒サポート、血圧調整など幅広いメリットが科学的にも報告されています。

はい、通常は心配いりません。ビーツの色素が尿を赤く染めることがあり、食後半日〜1日程度で元に戻ります。これは一時的な生理現象で健康上の問題はありません。ただし、赤い尿が長引く場合やビーツを食べていないのに尿が赤い場合は本当の血尿の可能性があるため、獣医師に相談してください。

はい、与えることは可能ですが、生のビーツは硬く消化しにくい点に注意が必要です。与える場合は皮をむき、すりおろすか細かく刻んだ少量に留めましょう。茹でたり蒸したりして柔らかくしたビーツを冷まして与える方法が一般的で、こちらの方が消化吸収もしやすくおすすめです。

目安として、小型犬で1日小さじ1杯程度、中型犬で小さじ2杯程度、大型犬でも大さじ1杯程度を週に2〜3回与えるくらいが適切です。初めて与える場合はさらに少量から始め、愛犬の体調や便の様子を見ながら少しずつ調整してください。ビーツはあくまで補助的なおやつと考え、主食のバランスを崩さないようにしましょう。

アラン・ジョー
ペットフードコラムニスト
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